新技術に繋がる環境に関する研究の動向

農業と環境一般に関する国内外の動きを概観するとともに, 特に, 農業土木分野に関連するこれからの研究動向について記述した。 これからの環境研究への取組むべき方向を, 以下の五つの視点から検討した。(1) 保全生態学から生態工学への転換,(2) 農地・農村地域の排水処理や広域での流域相互の作用機構を明らかにする地域環境管理 (水環境保全),(3) 再資源炭, 建設副産物やエネルギ等に関連する資源循環システム,(4) 多面的機能や中山間地域の農地基盤情報に関連する国土・環境保全に配慮した地域計画,(5) 農業用水の多面的利用や環境ストックに関連する快適な生活環境, である。...

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Veröffentlicht in:Nōgyō Doboku Gakkai-Shi 2000/12/01, Vol.68(12), pp.1251-1256,a1
1. Verfasser: 長利, 洋
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:農業と環境一般に関する国内外の動きを概観するとともに, 特に, 農業土木分野に関連するこれからの研究動向について記述した。 これからの環境研究への取組むべき方向を, 以下の五つの視点から検討した。(1) 保全生態学から生態工学への転換,(2) 農地・農村地域の排水処理や広域での流域相互の作用機構を明らかにする地域環境管理 (水環境保全),(3) 再資源炭, 建設副産物やエネルギ等に関連する資源循環システム,(4) 多面的機能や中山間地域の農地基盤情報に関連する国土・環境保全に配慮した地域計画,(5) 農業用水の多面的利用や環境ストックに関連する快適な生活環境, である。
ISSN:0369-5123
1884-7188
DOI:10.11408/jjsidre1965.68.12_1251