中国稲「春江06」のセジロウンカ抵抗性の遺伝様式と中国ジャポニカ稲における同抵抗性形質の分布

春江06のセジロウンカ抵抗性形質の遺伝様式を,春江06とTN1の正逆交雑によって得られたF2イネを用いて調べた。交雑F2イネにおける抵抗性形質の分離比は,2個の優性吸汁抑制遺伝子と,1個の劣性殺卵遺伝子を仮定した場合の期待値に適合した。 中国産ジャポニカ水稲35品種中,4品種に吸汁抑制型,11品種に殺卵型セジロウンカ抵抗性が認められた。しかし,両抵抗性形質を兼備した品種は,春江06の他に検出できなかった。...

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Veröffentlicht in:Kyūshū Byōgaichu Kenkyūkaihō 2000/11/15, Vol.46, pp.70-73
Hauptverfasser: 寒川, 一成, 劉, 光傑, 張, 紅, 朱, 春剛, 賀, 兪青
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:春江06のセジロウンカ抵抗性形質の遺伝様式を,春江06とTN1の正逆交雑によって得られたF2イネを用いて調べた。交雑F2イネにおける抵抗性形質の分離比は,2個の優性吸汁抑制遺伝子と,1個の劣性殺卵遺伝子を仮定した場合の期待値に適合した。 中国産ジャポニカ水稲35品種中,4品種に吸汁抑制型,11品種に殺卵型セジロウンカ抵抗性が認められた。しかし,両抵抗性形質を兼備した品種は,春江06の他に検出できなかった。
ISSN:0385-6410
1884-0035
DOI:10.4241/kyubyochu.46.70