酵素処理イソクエルシトリン及び酵素処理ルチン (抽出物) の成分分析

既存添加物酵素処理イソクエルシトリン及び酵素処理ルチン (抽出物) について, 構成成分の構造と含量を分析した. 酵素処理イソクエルシトリンの市販製品についてNMRによる主成分の構造解析を行い, その製造工程でグルコシル化される位置はグルコース部分の4位であることが明らかになった. LC/MSにより, 本製品及び酵素処理ルチン2製品を構成するクエルセチン配糖体の糖部分の構造が明らかになった. 酵素処理ルチンの1製品は, その構成成分から, 製造にシクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ以外に2種の酵素が用いられていることが示唆された. 更にHPLCにより, 溶解性と酸化防止能を決定するクエ...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Shokuhin eiseigaku zasshi 2000/02/25, Vol.41(1), pp.54-60_1
Hauptverfasser: 秋山, 卓美, 鷲野, 乾, 山田, 隆, 香田, 隆俊, 米谷, 民雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:既存添加物酵素処理イソクエルシトリン及び酵素処理ルチン (抽出物) について, 構成成分の構造と含量を分析した. 酵素処理イソクエルシトリンの市販製品についてNMRによる主成分の構造解析を行い, その製造工程でグルコシル化される位置はグルコース部分の4位であることが明らかになった. LC/MSにより, 本製品及び酵素処理ルチン2製品を構成するクエルセチン配糖体の糖部分の構造が明らかになった. 酵素処理ルチンの1製品は, その構成成分から, 製造にシクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ以外に2種の酵素が用いられていることが示唆された. 更にHPLCにより, 溶解性と酸化防止能を決定するクエルセチン配糖体含量を明らかにすることができた.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.41.54