フリーストール牛舎飼養乳牛における削蹄後の後肢蹄形状変化と蹄底潜在病変

分娩後1週からフリーストール牛舎で飼養された乳牛47頭 (初妊牛11頭, 初産牛11頭, 2産牛13頭, 3産以上12頭) について, 分娩前2カ月における削蹄後, 1カ月おきに分娩後3カ月まで, 後肢蹄形状と蹄底潜在病変を観察した. 分娩後2カ月には後肢蹄の外蹄反軸側壁長の増加と内蹄負面面積の減少が有意にみられ, 内外蹄の形状は著しく異なった. 白線離開と蹄球びらん病変は分娩後3カ月まで有意に増加した. 蹄底出血は分娩後2~3カ月に有意に増加し, 外蹄で内蹄に比べて有意に重度であった. 蹄病の発生は分娩後2カ月までにおこる後肢蹄削蹄効果の消失と, 分娩直後から発現する蹄底潜在病変との相互作用...

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Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 1999/07/20, Vol.52(7), pp.421-426
Hauptverfasser: 田口, 清, 山下, 真彦, 山岸, 則夫, 大谷, 昌之, 池滝, 孝, 山田, 明夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:分娩後1週からフリーストール牛舎で飼養された乳牛47頭 (初妊牛11頭, 初産牛11頭, 2産牛13頭, 3産以上12頭) について, 分娩前2カ月における削蹄後, 1カ月おきに分娩後3カ月まで, 後肢蹄形状と蹄底潜在病変を観察した. 分娩後2カ月には後肢蹄の外蹄反軸側壁長の増加と内蹄負面面積の減少が有意にみられ, 内外蹄の形状は著しく異なった. 白線離開と蹄球びらん病変は分娩後3カ月まで有意に増加した. 蹄底出血は分娩後2~3カ月に有意に増加し, 外蹄で内蹄に比べて有意に重度であった. 蹄病の発生は分娩後2カ月までにおこる後肢蹄削蹄効果の消失と, 分娩直後から発現する蹄底潜在病変との相互作用によると考えられた.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.52.421