エレクトロポレーションによるクワのカルスから単離したプロトプラストへの遺伝子導入

6-ベンジルアミノプリンを含む培地で育成した実生苗の根を10-6M 2, 4-ジクロロフェノキシ酢酸と10-6Mチジアズロンを含む固体培地に置床して, カルスを誘導した。その後, 液体培養で繰り返して継代培養することにより, 増殖率の高いカルスラインを得た。このカルスラインは20-30細胞から成る分裂能の高い細胞塊を培地中に遊離するが, この細胞塊から酵素的にプロトプラストを単離し, エレクトロポレーションでβ-グルクロニターゼ遺伝子を導入した。その結果, 電場条件を最適化することにより20-30%のプロトプラストにおいて, その遺伝子の一過性発現を組織化学的方法で検出できた。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nihon sanshigaku zasshi 1999/02/26, Vol.68(1), pp.49-53
Hauptverfasser: 杉村, 順夫, 宮崎, 順司, 米林, 和紀, 小谷, 英治, 古澤, 壽治
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:6-ベンジルアミノプリンを含む培地で育成した実生苗の根を10-6M 2, 4-ジクロロフェノキシ酢酸と10-6Mチジアズロンを含む固体培地に置床して, カルスを誘導した。その後, 液体培養で繰り返して継代培養することにより, 増殖率の高いカルスラインを得た。このカルスラインは20-30細胞から成る分裂能の高い細胞塊を培地中に遊離するが, この細胞塊から酵素的にプロトプラストを単離し, エレクトロポレーションでβ-グルクロニターゼ遺伝子を導入した。その結果, 電場条件を最適化することにより20-30%のプロトプラストにおいて, その遺伝子の一過性発現を組織化学的方法で検出できた。
ISSN:0037-2455
1884-796X
DOI:10.11416/kontyushigen1930.68.49