ギニアグラス(Panicum maximum Jacq.)及びPanicum属の脱粒性と採種性の変異

ギニアグラス及び数種のバニカム属について, 脱粒性の系統間差異及び採種量と採種関連形質との関係を調査した。ギニアグラスでは脱粒最盛期と脱粒終了期に系統間差異が見られたが, 着粒率には大きな変異はなかった。スイッチグラスの脱粒性はやや難であった。採種量と採種関連形質及び推定種子生産能力には有意な系統間差異が認められた。採種量は, 推定種子生産力と有意な相関(r=0.676)があった。採種量(Y)と穂数(X_1)と一次枝梗数(X_2)の間に, Y=0.022X_1+0.128X_2-2.103の重回帰式が得られた。X_1及びX_2から採種量への経路係数の比較から, 採種量に及ぼす穂数の相対的重要性...

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Veröffentlicht in:Nippon Sōchi Gakkaishi 1998/10/31, Vol.44(3), pp.272-277
Hauptverfasser: 眞田, 康治, 松岡, 秀道
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:ギニアグラス及び数種のバニカム属について, 脱粒性の系統間差異及び採種量と採種関連形質との関係を調査した。ギニアグラスでは脱粒最盛期と脱粒終了期に系統間差異が見られたが, 着粒率には大きな変異はなかった。スイッチグラスの脱粒性はやや難であった。採種量と採種関連形質及び推定種子生産能力には有意な系統間差異が認められた。採種量は, 推定種子生産力と有意な相関(r=0.676)があった。採種量(Y)と穂数(X_1)と一次枝梗数(X_2)の間に, Y=0.022X_1+0.128X_2-2.103の重回帰式が得られた。X_1及びX_2から採種量への経路係数の比較から, 採種量に及ぼす穂数の相対的重要性が明らかになった。
ISSN:0447-5933
2188-6555
DOI:10.14941/grass.44.272_1