湿地ビオトープ計画のための土地的環境ポテンシャル評価手法に関する研究
計画対象地が持つ土地的な環境条件が, 目標とする生物生息・生育空間 (ビオトープ) の造成や維持に対してどの程度の適性を有しているかをあらわす尺度として “土地的環境ポテンシャル” という概念を提案した。生物多様性に富んだ湿地を造成する上では, 水の供給と維持の潜在的可能性が土地的環境ポテンシャルとしてもっとも重要であると考え, 国営みちのく杜の湖畔公園内での事例研究を通してその評価手法の開発を試みた。微地形単位と地下水位の関係を検討して, 評価に用いる単位空間としての妥当性を確かめた上で, 単位空間ごとに地下水, 表流水及び湖水の供給力を判定し, 浅水域の造成・維持に対する適性という形で湿地...
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Veröffentlicht in: | Randosukēpu kenkyū 1998/03/30, Vol.61(5), pp.523-528 |
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Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 計画対象地が持つ土地的な環境条件が, 目標とする生物生息・生育空間 (ビオトープ) の造成や維持に対してどの程度の適性を有しているかをあらわす尺度として “土地的環境ポテンシャル” という概念を提案した。生物多様性に富んだ湿地を造成する上では, 水の供給と維持の潜在的可能性が土地的環境ポテンシャルとしてもっとも重要であると考え, 国営みちのく杜の湖畔公園内での事例研究を通してその評価手法の開発を試みた。微地形単位と地下水位の関係を検討して, 評価に用いる単位空間としての妥当性を確かめた上で, 単位空間ごとに地下水, 表流水及び湖水の供給力を判定し, 浅水域の造成・維持に対する適性という形で湿地ビオトープの土地的環境ポテンシャルを評価した。 |
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ISSN: | 1340-8984 1348-4559 |
DOI: | 10.5632/jila.61.523 |