トウモロコシ(Zea mays L.)茎葉消化性の簡易検定における稈汁ブリックス値の有効性とその稈乾物率による補正の効果

トウモロコシの茎葉消化性を検定する方法として,稈汁ブリックス値とそれを稈乾物率によって補正した糖含量指数を検討した。1992-1994年に着雌穂節直上節間の稈汁ブリックス値,単少糖含量,稈乾物率を,1993,1994年に全茎葉の細胞内容物(OCC),高消化性繊維(Oa),低消化性繊維(Ob)含量を調査した。稈汁ブリックス値と糖含量指数はともにOCC,OCC+Oa含量との間に高い有意な正の相関を示したが,糖含量指数とOCC含量との相関がより高く,稈乾物率による補正の効果が認められた。このことから,糖含量指数を利用することによって簡便かつ効率よく,高OCC含量型の高茎葉消化性系統が選抜できるであろ...

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Veröffentlicht in:Nippon Sōchi Gakkaishi 1998/01/31, Vol.43(4), pp.418-423
Hauptverfasser: 村木, 正則, 門馬, 榮秀
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:トウモロコシの茎葉消化性を検定する方法として,稈汁ブリックス値とそれを稈乾物率によって補正した糖含量指数を検討した。1992-1994年に着雌穂節直上節間の稈汁ブリックス値,単少糖含量,稈乾物率を,1993,1994年に全茎葉の細胞内容物(OCC),高消化性繊維(Oa),低消化性繊維(Ob)含量を調査した。稈汁ブリックス値と糖含量指数はともにOCC,OCC+Oa含量との間に高い有意な正の相関を示したが,糖含量指数とOCC含量との相関がより高く,稈乾物率による補正の効果が認められた。このことから,糖含量指数を利用することによって簡便かつ効率よく,高OCC含量型の高茎葉消化性系統が選抜できるであろう。
ISSN:0447-5933
2188-6555
DOI:10.14941/grass.43.418