養殖ウナギ及びアユにおけるオキシテトラサイクリンの残留性と調理による変化
養殖ウナギ及びアユにオキシテトラサイクリンを経口投与し, 両魚種における残留性について検討した. 更に, 調理法が組織に残留するオキシテトラサイクリンに及ぼす影響を調べた. 消失半減期は, ウナギの血清, 筋肉及び肝臓でそれぞれ4日, 6日及び11日, アユではそれぞれ, 5日, 7日及び6日であった. 消失時間 (残留基準値0.1ppm以下になるのに要する時間) は, ウナギの血清及び筋肉で消失半減期より短く, 4日及び5日であった. 一方, 肝臓ではそれらより長く, 25日であった. アユでは血清, 筋肉及び肝臓でそれぞれ10日, 14日及び24日であった. しかし, 両魚種とも骨・皮の硬...
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Veröffentlicht in: | Shokuhin eiseigaku zasshi 1997/12/05, Vol.38(6), pp.425-429_1 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 養殖ウナギ及びアユにオキシテトラサイクリンを経口投与し, 両魚種における残留性について検討した. 更に, 調理法が組織に残留するオキシテトラサイクリンに及ぼす影響を調べた. 消失半減期は, ウナギの血清, 筋肉及び肝臓でそれぞれ4日, 6日及び11日, アユではそれぞれ, 5日, 7日及び6日であった. 消失時間 (残留基準値0.1ppm以下になるのに要する時間) は, ウナギの血清及び筋肉で消失半減期より短く, 4日及び5日であった. 一方, 肝臓ではそれらより長く, 25日であった. アユでは血清, 筋肉及び肝臓でそれぞれ10日, 14日及び24日であった. しかし, 両魚種とも骨・皮の硬組織にオキシテトラサイクリンは, 長期間残留した. 加熱調理により残留オキシテトラサイクリンは筋肉及び肝臓で70~80%消失したが, 骨では30~50%の消失にすぎなかった. |
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ISSN: | 0015-6426 1882-1006 |
DOI: | 10.3358/shokueishi.38.6_425 |