電気化学検出HPLCによるスパイス類及び豆類中のコリンの測定

食品中の結合型コリンを遊離型コリンに加水分解し, 電気化学検出HPLCによって分析する方法を検討し, 簡便で迅速なコリンの測定方法を確立した. 本法の検量線は0.004~2.00nmolで直線性を示し, 検出限界は4pmol (0.4ng) であった. 大豆など4種食品への添加回収率は93.2~105.8%であった. 測定結果は, スパイス類の平均値 (±SD) が0.91±0.62mg/gであり, 豆類の平均値 (±SD) は1.71±0.34mg/gであった. 本法の測定値は精白米, 小麦粉, 大豆, スキムミルク, 卵黄などについては従来の報告とよく一致した....

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Veröffentlicht in:Shokuhin eiseigaku zasshi 1996/04/05, Vol.37(2), pp.72-76_1
Hauptverfasser: 松澤, 睦子, 川井, 英雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:食品中の結合型コリンを遊離型コリンに加水分解し, 電気化学検出HPLCによって分析する方法を検討し, 簡便で迅速なコリンの測定方法を確立した. 本法の検量線は0.004~2.00nmolで直線性を示し, 検出限界は4pmol (0.4ng) であった. 大豆など4種食品への添加回収率は93.2~105.8%であった. 測定結果は, スパイス類の平均値 (±SD) が0.91±0.62mg/gであり, 豆類の平均値 (±SD) は1.71±0.34mg/gであった. 本法の測定値は精白米, 小麦粉, 大豆, スキムミルク, 卵黄などについては従来の報告とよく一致した.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.37.72