イオントラップGC/MS (化学イオン化法) による精米中各種農薬の一斉分析法

輸入米中の62種残留農薬を同時抽出し, 化学イオン化 (CI) 法を用いたイオントラップGC/MSによる一斉分析法を検討した. 有機リン系及び有機含窒素系農薬についてはCI法で1~2本のフラグメントイオンが見られ, 食品由来の妨害もなく試料中の検出限界0.005ppmまで良好に測定できた. ピレスロイド系農薬については多数のフラグメントイオンの見られるものがあり, 有機塩素系農薬では測定不能が7種中3種あった. 精米及び玄米に各種農薬を0.1ppm添加したときの回収率は, 一部の農薬を除き50%以上であった....

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Veröffentlicht in:Shokuhin eiseigaku zasshi 1995/04/05, Vol.36(2), pp.274-282_1
Hauptverfasser: 三好, 智子, 平原, 嘉親, 成田, 美加子, 岡本, 浩一郎, 宮田, 昌弘, 鯉口, 智, 長谷川, 眞住, 鎌倉, 和政, 山名, 孝善, 外海, 泰秀
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:輸入米中の62種残留農薬を同時抽出し, 化学イオン化 (CI) 法を用いたイオントラップGC/MSによる一斉分析法を検討した. 有機リン系及び有機含窒素系農薬についてはCI法で1~2本のフラグメントイオンが見られ, 食品由来の妨害もなく試料中の検出限界0.005ppmまで良好に測定できた. ピレスロイド系農薬については多数のフラグメントイオンの見られるものがあり, 有機塩素系農薬では測定不能が7種中3種あった. 精米及び玄米に各種農薬を0.1ppm添加したときの回収率は, 一部の農薬を除き50%以上であった.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.36.274