加圧損傷菌の検出に及ぼす培地の影響
食品衛生関連細菌 (大腸菌, 腸炎ビブリオ, 腸球菌, Moraxella, リステリア菌) を生残率が10~50%程度になるように加圧処理し, 得られた加圧損傷菌を各種非選択培地及び選択培地に接種し, 各培地での検出率を比較した. 非選択培地においてはTSA, TSYA, NA, ABCM, BPGが優れていた. 一般に栄養が良いとされているBHI及び一般生菌数測定に使用されるPCAでの検出は菌によってはTSAの1/500以下であった. また, 血液の添加は損傷菌の検出に効果がみられ, 特に Moraxella では発育の不良なBHI及びPCAに添加することで検出率の大幅な増加が観察された....
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Veröffentlicht in: | Shokuhin eiseigaku zasshi 1995/02/05, Vol.36(1), pp.17-21_1 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 食品衛生関連細菌 (大腸菌, 腸炎ビブリオ, 腸球菌, Moraxella, リステリア菌) を生残率が10~50%程度になるように加圧処理し, 得られた加圧損傷菌を各種非選択培地及び選択培地に接種し, 各培地での検出率を比較した. 非選択培地においてはTSA, TSYA, NA, ABCM, BPGが優れていた. 一般に栄養が良いとされているBHI及び一般生菌数測定に使用されるPCAでの検出は菌によってはTSAの1/500以下であった. また, 血液の添加は損傷菌の検出に効果がみられ, 特に Moraxella では発育の不良なBHI及びPCAに添加することで検出率の大幅な増加が観察された. 選択培地では非選択培地に比べ検出率は低く, 選択剤の種類で検出率に差がみられた. |
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ISSN: | 0015-6426 1882-1006 |
DOI: | 10.3358/shokueishi.36.17 |