V因子要求性Pasteurella multocidaによる哺乳豚の多発性関節炎
1992年11月, 群馬県下の1養豚場 (繁殖母豚4頭飼養) において, 同腹哺乳豚11頭中4頭が生後12日齢頃から手・足関節に腫脹を呈し, 歩行困難となった.そのうちの3頭 (23日齢2頭, 30日齢1頭) に剖検後, 関節周囲に黄白色膿様または線維素様物が認められた. 組織学的検査で, 関節腔や滑膜面に好中球多数と線維素少量の貯留があり, 滑膜の著しい線維性肥厚を認め, 病変部からグラム陰性球桿菌が純粋に分離された. 分離菌の生物学的・生化学的性状はPasteurella multocidaと一致し, 血清型はA: 3で, V因子要求性を示した....
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Veröffentlicht in: | Nippon Juishikai zasshi 1995/07/20, Vol.48(7), pp.461-464 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 1992年11月, 群馬県下の1養豚場 (繁殖母豚4頭飼養) において, 同腹哺乳豚11頭中4頭が生後12日齢頃から手・足関節に腫脹を呈し, 歩行困難となった.そのうちの3頭 (23日齢2頭, 30日齢1頭) に剖検後, 関節周囲に黄白色膿様または線維素様物が認められた. 組織学的検査で, 関節腔や滑膜面に好中球多数と線維素少量の貯留があり, 滑膜の著しい線維性肥厚を認め, 病変部からグラム陰性球桿菌が純粋に分離された. 分離菌の生物学的・生化学的性状はPasteurella multocidaと一致し, 血清型はA: 3で, V因子要求性を示した. |
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ISSN: | 0446-6454 2186-0211 |
DOI: | 10.12935/jvma1951.48.461 |