ラット好塩基球細胞 (RBL-2H3) を用いたフラボノイド類の in vitro のヒスタミン遊離抑制活性に関する研究
ラット好塩基球細胞 (RBL-2H3) を用いたヒスタミン遊離抑制活性及び細胞毒性のアッセイ法を確立し, フラボノイド化合物の作用を検討した. 約50種のフラボノイドについて活性を調べた. 概して配糖体よりもアグリコンの方に細胞毒性, ヒスタミン遊離抑制活性が強く出る傾向があり, 両者はおおむねパラレルであった. 抗アレルギー作用のあるバイカレインのヒスタミン遊離抑制活性 (IC50) は10.7μMで細胞毒性 (IC50) が9.6μMであった. バイカレインと類似する構造を有するスクテラレインは, ヒスタミン遊離抑制活性が3.15μMで細胞毒性が61.1μMであり, 細胞毒性が少なくヒスタ...
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Veröffentlicht in: | Shokuhin eiseigaku zasshi 1994/10/05, Vol.35(5), pp.497-503_1 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | ラット好塩基球細胞 (RBL-2H3) を用いたヒスタミン遊離抑制活性及び細胞毒性のアッセイ法を確立し, フラボノイド化合物の作用を検討した. 約50種のフラボノイドについて活性を調べた. 概して配糖体よりもアグリコンの方に細胞毒性, ヒスタミン遊離抑制活性が強く出る傾向があり, 両者はおおむねパラレルであった. 抗アレルギー作用のあるバイカレインのヒスタミン遊離抑制活性 (IC50) は10.7μMで細胞毒性 (IC50) が9.6μMであった. バイカレインと類似する構造を有するスクテラレインは, ヒスタミン遊離抑制活性が3.15μMで細胞毒性が61.1μMであり, 細胞毒性が少なくヒスタミン遊離抑制活性が強いことが分かった. |
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ISSN: | 0015-6426 1882-1006 |
DOI: | 10.3358/shokueishi.35.497 |