締固めた砂礫材の剪断特性のひずみ依存性について: 河床砂礫と凝灰岩の事例

締固めた砂礫と凝灰岩の応力-ひずみ関係を排水三軸圧縮試験によって実験した。この結果,密に締固めた供試体では,端面の整形によるゆるみとセッティングエラーのため,変形係数E50が小さめになる。この補正には,応力-ひずみ曲線の最急勾配から,変形係数を求めるとよい。 ひずみを一定にした場合,切片(みかけの粘着力)τ0sと内部摩擦角φsはεによって変化する。φsは徐々に増加し,φs≧φを広いひずみ範囲で保つが,τ0sは小さなひずみで最大値になった後,急減する。故に,砂礫材のc=0とし,φのみを用いる従来からの設計方法はひずみの広い範囲で安全側の方法である。...

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Veröffentlicht in:Nōgyō Doboku Gakkai ronbunshū 1993/12/25, Vol.1993(168), pp.45-50,a1
1. Verfasser: 鳥山, 晄司
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:締固めた砂礫と凝灰岩の応力-ひずみ関係を排水三軸圧縮試験によって実験した。この結果,密に締固めた供試体では,端面の整形によるゆるみとセッティングエラーのため,変形係数E50が小さめになる。この補正には,応力-ひずみ曲線の最急勾配から,変形係数を求めるとよい。 ひずみを一定にした場合,切片(みかけの粘着力)τ0sと内部摩擦角φsはεによって変化する。φsは徐々に増加し,φs≧φを広いひずみ範囲で保つが,τ0sは小さなひずみで最大値になった後,急減する。故に,砂礫材のc=0とし,φのみを用いる従来からの設計方法はひずみの広い範囲で安全側の方法である。
ISSN:0387-2335
1884-7234
DOI:10.11408/jsidre1965.1993.168_45