人工粗度設置急段落ち護床工における跳水と波状流
桟型とブロック型の人工粗度を設置した急段落ち護床工で発生している跳水と波状流の水理特性を実験的に解析した。跳水発生条件式を考察し,人工粗度による流れ抵抗係数を実験的に求め,各粗度様式の共役水深の関係を明らかにした。跳水表面渦長は,滑面上の跳水に比べて,桟粗度では約40%,ブロック粗度では約30%減少する。跳水内の流速分布は相似形ではなく,主流部と境界層部に分けて解析した。最大流速の逓減式として対数式を提案し,境界層の発達は粗面によって早くなっていることを明らかにした。 波状流の発生条件と水面特性は急段落ち部で発生している波状流の関係とほぼ一致している。...
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Veröffentlicht in: | Nōgyō Doboku Gakkai ronbunshū 1993/12/25, Vol.1993(168), pp.19-30,a1 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 桟型とブロック型の人工粗度を設置した急段落ち護床工で発生している跳水と波状流の水理特性を実験的に解析した。跳水発生条件式を考察し,人工粗度による流れ抵抗係数を実験的に求め,各粗度様式の共役水深の関係を明らかにした。跳水表面渦長は,滑面上の跳水に比べて,桟粗度では約40%,ブロック粗度では約30%減少する。跳水内の流速分布は相似形ではなく,主流部と境界層部に分けて解析した。最大流速の逓減式として対数式を提案し,境界層の発達は粗面によって早くなっていることを明らかにした。 波状流の発生条件と水面特性は急段落ち部で発生している波状流の関係とほぼ一致している。 |
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ISSN: | 0387-2335 1884-7234 |
DOI: | 10.11408/jsidre1965.1993.168_19 |