沖縄におけるブルータングウイルスの分離と抗体調査

1985~1990年5~12月に沖縄県各地域におとり牛を配置してアルボウイルスの分離と抗体調査を行ったところ, 1989年6月に沖縄本島中部に配置した1頭の血液からウイルス1株が分離された. 分離ウイルスは, 理化学的性状および電子顕微鏡観察により, オルビウイルス属に属し, ゲル内免疫拡散法でブルータングウイルス (BTV) と類属反応を示し, BTV21型と交差中和を示した. 抗体調査により, 分離ウイルスは夏期に広範囲に浸潤していることが明らかにされた...

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Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 1994/09/20, Vol.47(9), pp.651-654
Hauptverfasser: 高吉, 克典, 国場, 保, 久保, 正法, 三浦, 康男
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:1985~1990年5~12月に沖縄県各地域におとり牛を配置してアルボウイルスの分離と抗体調査を行ったところ, 1989年6月に沖縄本島中部に配置した1頭の血液からウイルス1株が分離された. 分離ウイルスは, 理化学的性状および電子顕微鏡観察により, オルビウイルス属に属し, ゲル内免疫拡散法でブルータングウイルス (BTV) と類属反応を示し, BTV21型と交差中和を示した. 抗体調査により, 分離ウイルスは夏期に広範囲に浸潤していることが明らかにされた
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.47.651