乳清タンパク質酵素分解物の窒素利用効率

乳清タンパク質濃縮物 (WPC) をトリプシンならびにパパイン処理して得た乳清タンパク質加水分解ペプチド (WPP) の栄養評価を, ラットを用いたタンパク効率 (PER), 生物価 (BV) および正味タンパク利用率 (NPU) により, WPCおよびカゼインと比較した。WPPとWPC群はカゼイン群に比べ良好な体重増加を示し, PER, BV, NPUに有意差が認められた。また, WPP群はWPC群に比べ, PER, BVが高値を示した。しかし, NPUには差が認められなかった。WPCを酵素で加水分解処理したWPPは, WPCの栄養価を損なわず, 同等以上の栄養価を示した。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nihon Eiyō, Shokuryō Gakkai shi 1994/06/10, Vol.47(3), pp.203-208
Hauptverfasser: 中埜, 拓, 島谷, 雅治, 村上, 雄二, 佐藤, 則文, 井戸田, 正
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:乳清タンパク質濃縮物 (WPC) をトリプシンならびにパパイン処理して得た乳清タンパク質加水分解ペプチド (WPP) の栄養評価を, ラットを用いたタンパク効率 (PER), 生物価 (BV) および正味タンパク利用率 (NPU) により, WPCおよびカゼインと比較した。WPPとWPC群はカゼイン群に比べ良好な体重増加を示し, PER, BV, NPUに有意差が認められた。また, WPP群はWPC群に比べ, PER, BVが高値を示した。しかし, NPUには差が認められなかった。WPCを酵素で加水分解処理したWPPは, WPCの栄養価を損なわず, 同等以上の栄養価を示した。
ISSN:0287-3516
1883-2849
DOI:10.4327/jsnfs.47.203