ホルスタイン種子牛の海綿状髄鞘症

運動失調を示した約2ヵ月齢のホルスタイン種雄子牛を病理組織学的, 免疫組織化学的ならびに電子顕微鏡的に検索した. 本例は中枢神経系全域に及ぶ空胞形成を特徴とし, 海綿状態を呈していた・空胞は髄鞘の周期内線の離開により形成され, 灰白質・白質移行部に特徴的に分布していた. これらのことから, 本症例の診断名は中枢神経系海綿状髄鞘症とした....

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Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 1993/06/20, Vol.46(6), pp.455-458
Hauptverfasser: 松本, 直明, 古岡, 秀文, 納, 敏, 松井, 高峯, 中川, 迫夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:運動失調を示した約2ヵ月齢のホルスタイン種雄子牛を病理組織学的, 免疫組織化学的ならびに電子顕微鏡的に検索した. 本例は中枢神経系全域に及ぶ空胞形成を特徴とし, 海綿状態を呈していた・空胞は髄鞘の周期内線の離開により形成され, 灰白質・白質移行部に特徴的に分布していた. これらのことから, 本症例の診断名は中枢神経系海綿状髄鞘症とした.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.46.455