グルタミン酸発酵原料のケインモラセスに含まれる蔗糖の転化に用いるアルギン酸固定化インベルターゼの反応器特性
アルギン酸塩を担体とした固定化酵母インベルターゼによるケインモラセスの含有する蔗糖の連続転化プロセスに関してスケールアップの観点から検討した. 2段35l規模反応槽を用いた連続反応において,始発糖濃度550g/l(転化率35%)のケインモラセス溶液を処理して,滞留時問7hの条件下で転化率95%が得られた. Michaelis-Mentenの反応式から95%の転化率を得るための必要滞留時間の推定値と実験値がよく一致し,スケールアップ上の問題点はみられなかった. 得られた糖転化率95%のケインモラセスを用いたグルタミン酸発酵では,無処理の転化率35%のケインモラセスの場合に比べグルタミン酸生成収率...
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Veröffentlicht in: | Nippon nōgei kagakukaishi 1993/11/01, Vol.67(11), pp.1575-1581 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | アルギン酸塩を担体とした固定化酵母インベルターゼによるケインモラセスの含有する蔗糖の連続転化プロセスに関してスケールアップの観点から検討した. 2段35l規模反応槽を用いた連続反応において,始発糖濃度550g/l(転化率35%)のケインモラセス溶液を処理して,滞留時問7hの条件下で転化率95%が得られた. Michaelis-Mentenの反応式から95%の転化率を得るための必要滞留時間の推定値と実験値がよく一致し,スケールアップ上の問題点はみられなかった. 得られた糖転化率95%のケインモラセスを用いたグルタミン酸発酵では,無処理の転化率35%のケインモラセスの場合に比べグルタミン酸生成収率が3%向上した. |
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ISSN: | 0002-1407 1883-6844 |
DOI: | 10.1271/nogeikagaku1924.67.1575 |