静的に締固めた粘性土の力学性とpF水分に関する実験的研究

静的に一定密度に締固めた粘性土のpFと2, 3の力学的特性について, 実験的に検討した。pF特性値は, 関東ロームでは他の非火山灰と比較して約4倍になった。応力-ひずみ曲線で, pF4.2~4.5の試料では明確なピーク応力を示し, 脆性破壊となった。それより低pFではクリープ変形をし, 延性破壊となり, 逆に高pFでは高密度の粗粘土と類似した変形特性を示した。粘着力cはpF4.2~4.4に最大値を示し, そのときの水膜厚さは約25~30Åである。 関東ローム, 鶴岡粘土では, pF値が大きくなると内部摩擦角φは比較的に大きくなり, 約40°にも達することが認められた。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nōgyō Doboku Gakkai ronbunshū 1991/04/25, Vol.1991(152), pp.1-8,a1
1. Verfasser: 山本, 富久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:静的に一定密度に締固めた粘性土のpFと2, 3の力学的特性について, 実験的に検討した。pF特性値は, 関東ロームでは他の非火山灰と比較して約4倍になった。応力-ひずみ曲線で, pF4.2~4.5の試料では明確なピーク応力を示し, 脆性破壊となった。それより低pFではクリープ変形をし, 延性破壊となり, 逆に高pFでは高密度の粗粘土と類似した変形特性を示した。粘着力cはpF4.2~4.4に最大値を示し, そのときの水膜厚さは約25~30Åである。 関東ローム, 鶴岡粘土では, pF値が大きくなると内部摩擦角φは比較的に大きくなり, 約40°にも達することが認められた。
ISSN:0387-2335
1884-7234
DOI:10.11408/jsidre1965.1991.152_1