緩勾配方程式を用いた波と流れの相互干渉場の波変形解析
緩やかに変化する地形で波と流れとが相互干渉することによって起こる波の曲折・回折現象を解析するための数値解析モデルを検討した。そのモデルに使用する諸式は, Kirby(1984)が提案している緩勾配方程式から導いた。その式の計算は, 固定格子スキームによる差分法による繰返し計算とした。数値解析の結果としてLiu(1983)が提案している “rip-current modei”に対する数値解の例を示した。本解析は, 波・流れ共存場における波の位相の変化を従来の方法より厳密に算定しようとするものであるが, caustic(逆流の中心線に沿って形成されるwave rayの焦点)近傍の波の挙動をより詳細...
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Veröffentlicht in: | Nōgyō Doboku Gakkai ronbunshū 1991/02/25, Vol.1991(151), pp.49-56,a2 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 緩やかに変化する地形で波と流れとが相互干渉することによって起こる波の曲折・回折現象を解析するための数値解析モデルを検討した。そのモデルに使用する諸式は, Kirby(1984)が提案している緩勾配方程式から導いた。その式の計算は, 固定格子スキームによる差分法による繰返し計算とした。数値解析の結果としてLiu(1983)が提案している “rip-current modei”に対する数値解の例を示した。本解析は, 波・流れ共存場における波の位相の変化を従来の方法より厳密に算定しようとするものであるが, caustic(逆流の中心線に沿って形成されるwave rayの焦点)近傍の波の挙動をより詳細に解析できた。 |
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ISSN: | 0387-2335 1884-7234 |
DOI: | 10.11408/jsidre1965.1991.49 |