テトラブロモフェノールフタレインエチルエステルを用いた巻貝中テトラミンの比色定量法
イオン会合性試薬であるテトラブロモフェノールフタレインエチルエステル (TBPE) を用いて, 巻貝唾液腺中のテトラミン (テトラメチルアンモニウム, TM) を610nmで比色定量する方法を検討した. 一塩基酸染料である, TBPEを含むジクロロエタン (DCE) 溶液を抽出溶媒として用い, 強アルカリ領域で, 抽出することで, アミン類の妨害を抑制することが出来た. この方法により, 少量の唾液腺から, 迅速で, 簡易なTMの定量法を確立した. 本法での5mg/g添加時の回収率は, 100.2±2.39%, 検出限界は, 0.20mg/g, 市販の巻貝中のTM含有量は, 2.39~6.08...
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Veröffentlicht in: | Shokuhin eiseigaku zasshi 1992/06/05, Vol.33(3), pp.237-240_1 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | イオン会合性試薬であるテトラブロモフェノールフタレインエチルエステル (TBPE) を用いて, 巻貝唾液腺中のテトラミン (テトラメチルアンモニウム, TM) を610nmで比色定量する方法を検討した. 一塩基酸染料である, TBPEを含むジクロロエタン (DCE) 溶液を抽出溶媒として用い, 強アルカリ領域で, 抽出することで, アミン類の妨害を抑制することが出来た. この方法により, 少量の唾液腺から, 迅速で, 簡易なTMの定量法を確立した. 本法での5mg/g添加時の回収率は, 100.2±2.39%, 検出限界は, 0.20mg/g, 市販の巻貝中のTM含有量は, 2.39~6.08mg/gであった. |
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ISSN: | 0015-6426 1882-1006 |
DOI: | 10.3358/shokueishi.33.237 |