Esfenvalerate および fenvalerate の妊娠ラットにおける胎盤透過性
酸側14C標識 esfenvalerate [(S)-α-cyano-3-phenoxybenzyl (S)-2-(4-chlorophenyl) isovalerate] と fenvalerate [(RS)-α-cyano-3-phenoxybenzyl (RS)-2-(4-chlorophenyl) isovalerate] をそれぞれ妊娠13日後のラットに2.5または10mg/kg/dayの割合で1回経口または5日間連続経口投与を行なった. 両化合物ともに, 母獣血, 胎盤が胎仔, 羊水に比べて高い14Cレベルを示した. 両化合物および代謝物の胎仔への移行性は低く, 胎仔に移行した1...
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Veröffentlicht in: | Journal of Pesticide Science 1990/05/20, Vol.15(2), pp.169-174 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 酸側14C標識 esfenvalerate [(S)-α-cyano-3-phenoxybenzyl (S)-2-(4-chlorophenyl) isovalerate] と fenvalerate [(RS)-α-cyano-3-phenoxybenzyl (RS)-2-(4-chlorophenyl) isovalerate] をそれぞれ妊娠13日後のラットに2.5または10mg/kg/dayの割合で1回経口または5日間連続経口投与を行なった. 両化合物ともに, 母獣血, 胎盤が胎仔, 羊水に比べて高い14Cレベルを示した. 両化合物および代謝物の胎仔への移行性は低く, 胎仔に移行した14C量は投与14C量の0.07%以下であった. 両化合物間で胎仔14Cレベルおよび14C組織移行性 (14C組織レベル/14C母獣血レベル) には顕著な差は認められなかった. 胎仔, 母獣血, 胎盤中での主要14C化合物は両化合物ともに親化合物, 2-(4-chlorophenyl) isovaleric acid およびその水酸化体であり, fenvalerate からのみ cholesteryl (2R)-2-(4-chlorophenyl) isovalerate (CPIA-cholesterol ester) が母獣血と胎盤で痕跡量検出されたこと以外は両化合物間で差異はなかった. CPIA-cholesterol ester は母獣血から胎仔へは移行しないと考えられた. 以上より esfenvalerate と fenvalerate は胎盤透過性に関して同様な挙動をとることが判明した. |
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ISSN: | 1348-589X 0385-1559 1349-0923 |
DOI: | 10.1584/jpestics.15.169 |