熱処理をしたサバ, イワシおよびヤツメウナギ油のマウスの脂質代謝および肝臓に及ぼす影響

EPAやDHAを豊富に含むサバ, イワシ, ヤツメウナギ油を1mmHgの減圧下, 280℃で水蒸気を通じつつ1時間脱臭処理した油を, おのおの10%の割合で飼料に混ぜ1週間マウスに摂取させると, 共通して体重増加の抑制, 血清GOT, GPTの上昇, さらに肝肥大と血清TGの低下が顕著に観察された。これらの生理活性を有する物質は, 油の調製条件から考えEPAやDHAなどのPUFAの幾何異性体, 二重結合の位置異性体あるいは環状単量体脂肪酸の可能性が考えられる。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nihon Eiyō, Shokuryō Gakkai shi 1989, Vol.42(6), pp.417-423
Hauptverfasser: 峯尾, 哲, 小西, 靖彦, 目鳥, 幸一, 田中, 利明, 佐藤, 康二, 柳沢, 厚生, 石川, 恭三, 松本, 仁, 佐藤, 利夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:EPAやDHAを豊富に含むサバ, イワシ, ヤツメウナギ油を1mmHgの減圧下, 280℃で水蒸気を通じつつ1時間脱臭処理した油を, おのおの10%の割合で飼料に混ぜ1週間マウスに摂取させると, 共通して体重増加の抑制, 血清GOT, GPTの上昇, さらに肝肥大と血清TGの低下が顕著に観察された。これらの生理活性を有する物質は, 油の調製条件から考えEPAやDHAなどのPUFAの幾何異性体, 二重結合の位置異性体あるいは環状単量体脂肪酸の可能性が考えられる。
ISSN:0287-3516
1883-2849
DOI:10.4327/jsnfs.42.417