ホルスタイン種育成牛の不整脈

ホルスタイン種育成牛における不整脈の発現状況を知る目的で, 未経産牛269頭について聴診ならびに心電図による検索を行った. その結果, 269頭中10頭に4種類の不整脈を認めた. その内訳は洞性不整脈2例, Wenckebach型洞房ブロック5例, 第2度房室ブロック2例ならびにWenckebach型洞房ブロック+房室接合部性期外収縮1例であった. これらのほとんどは迷走神経緊張の増大との関連で生ずる不整脈であり, 搾乳牛に多発する心房細動および心房性・心室性期外収縮とは異なり, 臨床的意義の極めて低い不整脈であることが明らかになった....

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Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 1991/12/20, Vol.44(12), pp.1176-1179
Hauptverfasser: 町田, 登, 岡本, 芳晴, 南, 三郎, 山我, 義則, 籠田, 勝基
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:ホルスタイン種育成牛における不整脈の発現状況を知る目的で, 未経産牛269頭について聴診ならびに心電図による検索を行った. その結果, 269頭中10頭に4種類の不整脈を認めた. その内訳は洞性不整脈2例, Wenckebach型洞房ブロック5例, 第2度房室ブロック2例ならびにWenckebach型洞房ブロック+房室接合部性期外収縮1例であった. これらのほとんどは迷走神経緊張の増大との関連で生ずる不整脈であり, 搾乳牛に多発する心房細動および心房性・心室性期外収縮とは異なり, 臨床的意義の極めて低い不整脈であることが明らかになった.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.44.1176