高頻度ジェットベンチレーション時に認められた特異な動脈血炭酸ガス分圧の変化(短報)

麻酔下の犬に高頻度ジェットベンチレーションを実施し呼吸回数と動脈血炭酸ガス分圧(PaCO2)の関係を検討した.その結果,低駆動圧状態では従来から知られている,呼吸回数の上昇に伴いPaCO2が上昇するという傾向は不明瞭となり,約120回/分の呼吸回数でPaCO2が低下する傾向が認められた.この現象は高頻度人工呼吸法の犬での最適呼吸回数を設定する上で重要な知見であると考えられた....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Japanese journal of veterinary science 1989/06/15, Vol.51(3), pp.646-648
Hauptverfasser: 織間, 博光, 野藤, 明仁, 小泉, 正, 鷲巣, 誠, 多川, 政弘, 清水, 幹子, 藤田, 道郎, 手塚, 泰文
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:麻酔下の犬に高頻度ジェットベンチレーションを実施し呼吸回数と動脈血炭酸ガス分圧(PaCO2)の関係を検討した.その結果,低駆動圧状態では従来から知られている,呼吸回数の上昇に伴いPaCO2が上昇するという傾向は不明瞭となり,約120回/分の呼吸回数でPaCO2が低下する傾向が認められた.この現象は高頻度人工呼吸法の犬での最適呼吸回数を設定する上で重要な知見であると考えられた.
ISSN:0021-5295
1881-1442
DOI:10.1292/jvms1939.51.646