凍結融解山羊胚子の染色体による性判別

凍結保存山羊胚子を融解後,空気乾燥法により染色体標本を作製し,胚子の性判別を試みた。性判別は,60本の染色体を確認できる中期像でのみ行ない,Y染色体(無冠の最小染色体)を有するものを雄と判定した。1個以上の中期像を有する胚子は,桑実胚では54.5%,胚盤胞では85.7%であり,胚盤胞で高い傾向にあった。中期像を有する胚子に対する性判別率は,桑実胚では50.0%,胚盤胞では58.3%であった。...

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Veröffentlicht in:Kachiku hanshokugaku zasshi (Tōkyō. 1977) 1989/06/25, Vol.35(2), pp.97-100
Hauptverfasser: 吉沢, 緑, 角田, 幸生, 野沢, えみ子, 岡本, 昭, 村松, 隆
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:凍結保存山羊胚子を融解後,空気乾燥法により染色体標本を作製し,胚子の性判別を試みた。性判別は,60本の染色体を確認できる中期像でのみ行ない,Y染色体(無冠の最小染色体)を有するものを雄と判定した。1個以上の中期像を有する胚子は,桑実胚では54.5%,胚盤胞では85.7%であり,胚盤胞で高い傾向にあった。中期像を有する胚子に対する性判別率は,桑実胚では50.0%,胚盤胞では58.3%であった。
ISSN:0385-9932
DOI:10.1262/jrd1977.35.97