活性汚泥中の重金属の存在形態について

乾燥した活性汚泥中の鉄,鉛,亜鉛,銅,マンガン,全クロム,カドミウムの濃度を原子吸光分析により測定した.汚泥中の鉛,全クロム,カドミウムの濃度はそれぞれ,2000mg/kg, 90mg/kg, 10mg/kgであった.汚泥中のカドミウム濃度は,基準値の5mg/kgを越えていた.汚泥中の主要な金属形態の画分は有機結合形態,炭酸塩形態,硫化物形態であった.汚泥中の亜鉛とマンガンの水溶性形態と交換可能な形態は他の重金属の画分より高かった....

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Veröffentlicht in:Nippon nōgei kagakukaishi 1990/02/15, Vol.64(2), pp.151-155
Hauptverfasser: 猶原, 順, 江木, 誠, 野上, 祐作, 石井, 猛
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:乾燥した活性汚泥中の鉄,鉛,亜鉛,銅,マンガン,全クロム,カドミウムの濃度を原子吸光分析により測定した.汚泥中の鉛,全クロム,カドミウムの濃度はそれぞれ,2000mg/kg, 90mg/kg, 10mg/kgであった.汚泥中のカドミウム濃度は,基準値の5mg/kgを越えていた.汚泥中の主要な金属形態の画分は有機結合形態,炭酸塩形態,硫化物形態であった.汚泥中の亜鉛とマンガンの水溶性形態と交換可能な形態は他の重金属の画分より高かった.
ISSN:0002-1407
1883-6844
DOI:10.1271/nogeikagaku1924.64.151