トキソプラズマオーシストに汚染された物質の給与に起因した豚のトキソプラズマ病集団発生例

1987年11月から1988年1月まで, 三重県中勢家畜保健衛生所管内に広域に分布した5カ所の養豚場で, ほぼ一斉にトキソプラズマ病が発生した. 原因について調査したところ, 発病前に投与されていた飼料添加物質が感染源として疑われた. この物質を実験的に3頭の豚に投与したところ, トキソプラズマ病が再現できた. このことから, 今回の集団発生はトキソプラズマオーシストを含む飼料添加物質の給与に起因するものであることが明らかとなった....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 1989/10/20, Vol.42(10), pp.729-732
Hauptverfasser: 岡本, 至, 鈴木, 義久, 伊藤, 英雄, 福浦, 弘幸, 横山, 勇
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:1987年11月から1988年1月まで, 三重県中勢家畜保健衛生所管内に広域に分布した5カ所の養豚場で, ほぼ一斉にトキソプラズマ病が発生した. 原因について調査したところ, 発病前に投与されていた飼料添加物質が感染源として疑われた. この物質を実験的に3頭の豚に投与したところ, トキソプラズマ病が再現できた. このことから, 今回の集団発生はトキソプラズマオーシストを含む飼料添加物質の給与に起因するものであることが明らかとなった.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.42.729