1-[1-(置換フェニル) ビニル] イミダゾール類と1-[2-(置換フェニル) アリル] イミダゾール類の温室内での防除効果と in vitro の抗菌活性との相関関係

16個の1-[1-(2-置換ヒドロキシ-5-置換フェニル) ビニル] イミダゾール類と9個の1-[2-(2-置換ヒドロキシ-5-置換フェニル) アリル] イミダゾール類の, 温室内ポット試験条件下での灰色カビ病菌 (Botrytis cinerea) に対する予防効果と治療効果を測定した. ポット試験の効果と先に報告した in vitro の殺菌活性との間の関係を, 物理化学的および構造パラメータを用いて重回帰分析により定量的に解析した. その結果 in vitro の活性が高くなればなるほど予防効果は高くなることがわかった. ビニルイミダゾール類の予防効果は対応するアリルイミダゾール類のそれ...

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Veröffentlicht in:Journal of Pesticide Science 1988/02/20, Vol.13(1), pp.49-55
Hauptverfasser: 片岡, 隆博, 入田, 隆行, 新川, 求, 尾形, 秀
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:16個の1-[1-(2-置換ヒドロキシ-5-置換フェニル) ビニル] イミダゾール類と9個の1-[2-(2-置換ヒドロキシ-5-置換フェニル) アリル] イミダゾール類の, 温室内ポット試験条件下での灰色カビ病菌 (Botrytis cinerea) に対する予防効果と治療効果を測定した. ポット試験の効果と先に報告した in vitro の殺菌活性との間の関係を, 物理化学的および構造パラメータを用いて重回帰分析により定量的に解析した. その結果 in vitro の活性が高くなればなるほど予防効果は高くなることがわかった. ビニルイミダゾール類の予防効果は対応するアリルイミダゾール類のそれに比べて持続性があった. また, ポット試験の治療効果は in vitro の活性が高くなるほど高くなることと, ベンゼン環の2位に2,6-ジクロロベンジルオキシ基が存在すると, 治療効果にとり好ましいこととが明らかになった. さらに分子の疎水性の効果については, in vitro 活性に対する正の効果と葉内での浸透移行性に対する負の効果とが互いに相殺されることにより, 治療効果は分子の疎水性には依存しないと考えられた.
ISSN:1348-589X
0385-1559
1349-0923
DOI:10.1584/jpestics.13.49