猫破傷風の1症例

破傷風と思われる猫を加療した結果, 好転した症例に遭遇した. この猫は左後肢第1趾骨部と足底球の貫通による化膿創痕を持ち, 発熱と四肢の強直, 瞬膜の軽度の露出, 尾の挙上, 音および接触などの刺激に対して反弓緊張, 木馬状の症状を呈していた. プロカインペニシリンGおよびカナマイシソの筋肉内注射と精神安定剤 (クロールプロマジン) の筋肉内注射および内服, 輸液注射等の治療で発症後17日で好転した. いっぽう, 抗原の1次刺激と2次刺激後の抗体産生速度を比較する方法で患猫は破傷風と推定, 診断された....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 1988/03/20, Vol.41(3), pp.153-157
Hauptverfasser: 醍醐, 康雄, 亀山, 昭一, 長岡, 芙美子, 岩淵, 成紘
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:破傷風と思われる猫を加療した結果, 好転した症例に遭遇した. この猫は左後肢第1趾骨部と足底球の貫通による化膿創痕を持ち, 発熱と四肢の強直, 瞬膜の軽度の露出, 尾の挙上, 音および接触などの刺激に対して反弓緊張, 木馬状の症状を呈していた. プロカインペニシリンGおよびカナマイシソの筋肉内注射と精神安定剤 (クロールプロマジン) の筋肉内注射および内服, 輸液注射等の治療で発症後17日で好転した. いっぽう, 抗原の1次刺激と2次刺激後の抗体産生速度を比較する方法で患猫は破傷風と推定, 診断された.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.41.153