サルのリンパ球機能測定における迅速比色定量法の応用
黄色のtetrazolium塩MTTが生細胞のミトコンドリア呼吸鎖に関連する酵素によって開裂して紫色のformazan塩を形成することを利用した比色定量法を, サルのリンパ球機能に応用した。formazan塩形成量は指標細胞の活性度に依存し, 広範囲にわたる細胞数と比例した。本法をmitogen誘導幼若化反応, 補体依存性細胞障害反応, IL2測定およびIFN測定に応用したところ, 従来の方法と匹敵する成績が得られた。また, 本法は迅速性, 簡便性および取扱いの熕瑣な放射性物質を必要としない点で従来の方法より優れていた。...
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Veröffentlicht in: | Japanese journal of veterinary science 1986, Vol.48(3), pp.453-460 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 黄色のtetrazolium塩MTTが生細胞のミトコンドリア呼吸鎖に関連する酵素によって開裂して紫色のformazan塩を形成することを利用した比色定量法を, サルのリンパ球機能に応用した。formazan塩形成量は指標細胞の活性度に依存し, 広範囲にわたる細胞数と比例した。本法をmitogen誘導幼若化反応, 補体依存性細胞障害反応, IL2測定およびIFN測定に応用したところ, 従来の方法と匹敵する成績が得られた。また, 本法は迅速性, 簡便性および取扱いの熕瑣な放射性物質を必要としない点で従来の方法より優れていた。 |
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ISSN: | 0021-5295 1881-1442 |
DOI: | 10.1292/jvms1939.48.453 |