砺波平野における水田用調整池について: 調整池の構造と利用

圃場整備が進ちょくするにつれ, 各耕区が独自に潅漑できるようになると, 潅漑の時間集中が著しくなってきた。このことは2,000名の農家のアンケート調査, 用水路下流の水位変動調査でも明らかである。このピーク水量に対処するため扇状地勾配を利用した水田用調整池とパイプラインによる潅漑システムが提案され, 砺波平野ですでに8ヵ所で実施されている。このシステムの利点は, 水資源の有効利用, 営農労力の節減, 冷水温対策他多数ある。本報では調整池の構造と利用に関し, 標準断面, 流入工, 流入土砂, 余水吐余裕量, フェンス, 取水工, 容量, 潅漑, 多目的利用について, 利用実績をもとに検討を加える...

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Veröffentlicht in:Nōgyō Doboku Gakkai-Shi 1987/11/01, Vol.55(11), pp.1049-1054,a1
Hauptverfasser: 広瀬, 慎一, 勝又, 隆治
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:圃場整備が進ちょくするにつれ, 各耕区が独自に潅漑できるようになると, 潅漑の時間集中が著しくなってきた。このことは2,000名の農家のアンケート調査, 用水路下流の水位変動調査でも明らかである。このピーク水量に対処するため扇状地勾配を利用した水田用調整池とパイプラインによる潅漑システムが提案され, 砺波平野ですでに8ヵ所で実施されている。このシステムの利点は, 水資源の有効利用, 営農労力の節減, 冷水温対策他多数ある。本報では調整池の構造と利用に関し, 標準断面, 流入工, 流入土砂, 余水吐余裕量, フェンス, 取水工, 容量, 潅漑, 多目的利用について, 利用実績をもとに検討を加える。
ISSN:0369-5123
1884-7188
DOI:10.11408/jjsidre1965.55.11_1049