Buprofezin の湛水および畑地条件下の容器内土壌における分解

[Phenyl環-14C] buprofezin は土壌 (愛媛県で採取) 中で徐々に分解し, その半減期は湛水および畑地条件下でそれぞれ104および80日と推定された. 同定された7分解物は, phenyl 環の水酸化, イオウの酸化, 脱 tert-butylilnino 化および thiadiazinone 環の開裂により生成すると考えられた. 150日後には, 14CO2および結合型残留物が, 施用14Cのそれぞれ23~24%および13~21%を占めた. 土壌をあらかじめ滅菌しておくと, buprofezln の半減期は著しく延長し (それぞれ432および673日, 外挿値), phe...

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Veröffentlicht in:Journal of Pesticide Science 1986/11/20, Vol.11(4), pp.605-610
Hauptverfasser: 船山, 俊治, 内田, 又左衛門, 菅野, 英夫, 土屋, 勝夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:[Phenyl環-14C] buprofezin は土壌 (愛媛県で採取) 中で徐々に分解し, その半減期は湛水および畑地条件下でそれぞれ104および80日と推定された. 同定された7分解物は, phenyl 環の水酸化, イオウの酸化, 脱 tert-butylilnino 化および thiadiazinone 環の開裂により生成すると考えられた. 150日後には, 14CO2および結合型残留物が, 施用14Cのそれぞれ23~24%および13~21%を占めた. 土壌をあらかじめ滅菌しておくと, buprofezln の半減期は著しく延長し (それぞれ432および673日, 外挿値), phenyl 環の水酸化および14CO2の生成が認められなくなった. したがって, buprofezin の14CO2への分解には土壌微生物が関与すると考えられた.
ISSN:1348-589X
0385-1559
1349-0923
DOI:10.1584/jpestics.11.605