イネの収量に関連する形質のダイアレル分析

種々の草型を有する北海道の5品種を用いて,片面交雑のF1によるダイアレル分析(HAYAMA 1954ab,JONES 1965)を行った.1株穂数,1穂穎花数,平均1茎わら量および稈長においては,相加的分散(a)が優性分散(b)より顕著に大きかった(Table2).1株穂重,百粒重および籾長では,b項の分散が比較的大きかった(Table2). Wr,Vrおよびyr(親品種の実測値)を用いた解析より,しおかりは,完全劣性に近い短籾長遺伝子または遺伝子群を有すると推定された(Fig.1-(1))....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Ikushugaku zasshi 1986/03/01, Vol.36(1), pp.7-15
Hauptverfasser: 村井, 正之, 木下, 俊郎
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:種々の草型を有する北海道の5品種を用いて,片面交雑のF1によるダイアレル分析(HAYAMA 1954ab,JONES 1965)を行った.1株穂数,1穂穎花数,平均1茎わら量および稈長においては,相加的分散(a)が優性分散(b)より顕著に大きかった(Table2).1株穂重,百粒重および籾長では,b項の分散が比較的大きかった(Table2). Wr,Vrおよびyr(親品種の実測値)を用いた解析より,しおかりは,完全劣性に近い短籾長遺伝子または遺伝子群を有すると推定された(Fig.1-(1)).
ISSN:0536-3683
2185-291X
DOI:10.1270/jsbbs1951.36.7