豚の耳介静脈からの常置カテーテル装着による採血法

豚について性ホルモン測定用の血液を長期間あるいは短期間に頻回採取するため,鼻保定下で,抗血栓性カテーテルを耳介静脈から外頸静脈あるいは前大静脈へ挿入し,近位端を耳介皮下から耳根部へ誘導して頸部背側の体表に固定する装着法を開発した。本法は,全身麻酔の必要がなく,術式が簡単で外科的侵襲も極めて少ないうえ,豚を拘束することなく20日以上にわたり採血することが可能なことから,豚における性ホルモンの動態を調べるための採血方法として満足できるものといえよう。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Kachiku hanshokugaku zasshi (Tōkyō. 1977) 1985/12/25, Vol.31(4), pp.165-168
Hauptverfasser: 岩村, 祥吉, 横木, 勇逸, 加茂前, 秀夫, 播谷, 亮, 小笠, 晃
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:豚について性ホルモン測定用の血液を長期間あるいは短期間に頻回採取するため,鼻保定下で,抗血栓性カテーテルを耳介静脈から外頸静脈あるいは前大静脈へ挿入し,近位端を耳介皮下から耳根部へ誘導して頸部背側の体表に固定する装着法を開発した。本法は,全身麻酔の必要がなく,術式が簡単で外科的侵襲も極めて少ないうえ,豚を拘束することなく20日以上にわたり採血することが可能なことから,豚における性ホルモンの動態を調べるための採血方法として満足できるものといえよう。
ISSN:0385-9932
DOI:10.1262/jrd1977.31.165