倶多楽湖のヒメマスについて二, 三の知見

1. 1967年5月末, 倶多楽湖畔の定置網で採捕したヒメマス141尾を調べた結果, 年齢2を主群とする若齢魚で, 平均全長162.8mm, 平均体重30.79であった。 2.鱗相は輪紋 (休止帯) が周縁にあるか, 未形成の個体が多く, 他湖の事例とも比較して, 輪紋形成が新しい生長の開始される前に形成されることを示唆していた。 3.年齢2魚の輪紋の位置から算出した年齢1時の計算全長, ならびに年齢1魚の実全長から, 本湖のヒメマスは第1年目の終りに全長約120~130mmに達するものと思われる。...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Suisan Zoshoku 1985/09/25, Vol.33(2), pp.100-102
1. Verfasser: 徳井, 利信
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:1. 1967年5月末, 倶多楽湖畔の定置網で採捕したヒメマス141尾を調べた結果, 年齢2を主群とする若齢魚で, 平均全長162.8mm, 平均体重30.79であった。 2.鱗相は輪紋 (休止帯) が周縁にあるか, 未形成の個体が多く, 他湖の事例とも比較して, 輪紋形成が新しい生長の開始される前に形成されることを示唆していた。 3.年齢2魚の輪紋の位置から算出した年齢1時の計算全長, ならびに年齢1魚の実全長から, 本湖のヒメマスは第1年目の終りに全長約120~130mmに達するものと思われる。
ISSN:0371-4217
2185-0194
DOI:10.11233/aquaculturesci1953.33.100