トールフェスクとメドーフェスクにおける生殖生長と栄養生長の関係
トールフェスク(Festuca arundinacea Schreb.)21品種,自生系統を含むメドーフェスク(F. pratensis Huds.)18品種を供試し,両種における栄養生長と生殖生長の関係を調査した。個体植条件(50cm×25cm)で実験圃場に栽植した2年目の個体を対象に,種子収量,年間3回,5回の2刈取処理における茎葉収量を調査した。その他,トールフェスクのヨーロッパ由来の自然集団15系統について,種子生産性の調査も行なった。生殖生長期における栄養茎と生殖茎の相対的比率に関して,栄養生長と生殖生長の間に負の関係が認められた。生殖生長期に栄養茎の割合の高い品種ほど,多回刈取区で...
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Veröffentlicht in: | Nippon Sōchi Gakkaishi 1985/04/30, Vol.31(1), pp.16-25 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | eng ; jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | トールフェスク(Festuca arundinacea Schreb.)21品種,自生系統を含むメドーフェスク(F. pratensis Huds.)18品種を供試し,両種における栄養生長と生殖生長の関係を調査した。個体植条件(50cm×25cm)で実験圃場に栽植した2年目の個体を対象に,種子収量,年間3回,5回の2刈取処理における茎葉収量を調査した。その他,トールフェスクのヨーロッパ由来の自然集団15系統について,種子生産性の調査も行なった。生殖生長期における栄養茎と生殖茎の相対的比率に関して,栄養生長と生殖生長の間に負の関係が認められた。生殖生長期に栄養茎の割合の高い品種ほど,多回刈取区での収量性が高くなった。他方,生殖生長期に生殖茎の割合の高い品種は,種子生産効率は高くなるが,少回刈取区に比べ,多回刈取区での収量性は低下した。一般に,両種とも育成品種は,自然集団に比べて,生殖生長期におけ生殖茎の割合が高くなる傾向を示した。 |
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ISSN: | 0447-5933 2188-6555 |
DOI: | 10.14941/grass.31.16 |