マウス初期胚の染色体検索に関する研究

2ヵ月齢のddY系マウス25匹および2~4ヵ月齢のddY系とBALB/c系の雑種マウス15匹から得られた後期胚盤胞304個を供試材料として,美甘(1977)の方法に従って染色体標本を作製し,核数,中期核板数および染色体の長さを求めて,培養条件を検討した。 培養液では,20%FCS添加MEM,20%FCS添加PBSに比べBMOC-3を用いた場合に多くの中期核板が得られた。また,コルヒチン濃度の増加に伴って中期核板数は増加する傾向を示し,高濃度群(0.4~1.6μg/ml)では低濃度群(0.025,0.05μg/ml)に比べ中期核板数は有意に増加した(P...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Kachiku hanshokugaku zasshi (Tōkyō. 1977) 1984/12/25, Vol.30(4), pp.220-225
Hauptverfasser: 菱沼, 貢, 金川, 弘司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:2ヵ月齢のddY系マウス25匹および2~4ヵ月齢のddY系とBALB/c系の雑種マウス15匹から得られた後期胚盤胞304個を供試材料として,美甘(1977)の方法に従って染色体標本を作製し,核数,中期核板数および染色体の長さを求めて,培養条件を検討した。 培養液では,20%FCS添加MEM,20%FCS添加PBSに比べBMOC-3を用いた場合に多くの中期核板が得られた。また,コルヒチン濃度の増加に伴って中期核板数は増加する傾向を示し,高濃度群(0.4~1.6μg/ml)では低濃度群(0.025,0.05μg/ml)に比べ中期核板数は有意に増加した(P
ISSN:0385-9932
DOI:10.1262/jrd1977.30.220