肥料の違いによる栽培トマトの食味

有機質肥料 (OF) で栽培した露地トマト (品種サターン) と無機質肥料 (IF) で栽培したトマトの食味を比較するため官能検査を行なった結果, 各年ごとに傾向は必ずしも同じではなかった。 1) 1980年度は, 3および5果房ともIF区よりOF区のほうが顕著に優れていると評価された。 2) 81年度は, 3果房はOF区が優れていたが, 1および6果房ではあまり差がなかった。 3) 82年度は, 3果房は明らかにOF区が優れていたが1,2,4~7および8果房には差がなかった。 4) 各年とも3果房のOF区が優れていたが, これは養分吸収との関係で検討を要する。 5) 色については, 官能検査...

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Veröffentlicht in:Nihon Eiyō, Shokuryō Gakkai shi 1984/04/10, Vol.37(2), pp.115-121
Hauptverfasser: 吉田, 企世子, 森, 敏, 長谷川, 和久, 西沢, 直子, 熊沢, 喜久雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:有機質肥料 (OF) で栽培した露地トマト (品種サターン) と無機質肥料 (IF) で栽培したトマトの食味を比較するため官能検査を行なった結果, 各年ごとに傾向は必ずしも同じではなかった。 1) 1980年度は, 3および5果房ともIF区よりOF区のほうが顕著に優れていると評価された。 2) 81年度は, 3果房はOF区が優れていたが, 1および6果房ではあまり差がなかった。 3) 82年度は, 3果房は明らかにOF区が優れていたが1,2,4~7および8果房には差がなかった。 4) 各年とも3果房のOF区が優れていたが, これは養分吸収との関係で検討を要する。 5) 色については, 官能検査で有意差が示された試料が, 必ずしも, 色調測定の結果示された傾向とは一致しなかった。
ISSN:0287-3516
1883-2849
DOI:10.4327/jsnfs.37.115