天然採苗よりみたイタヤガイ稚貝の付着特性

イタヤガイ天然採苗試験において, 1980年10月から1981年4月まで, 採苗器の設置・回収をくりかえす調査を実施し, 付着個体数及びその殻長組成から浮遊幼生の出現状況, 付着過程, 採苗器の設置適期について検討した。 すなわち, 付着稚貝は12月から6月と長期に亘ってみられることから浮遊幼生は長期間出現していると推定されるが, その盛期は1月下旬から2月下旬と推察された。これらは付着盛期に集中的に付着したものであり, 採苗器は, その直前, もしくはそれより1か月程度前に設置することが効率良い採苗をする上で望ましいと考えられた。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Suisan Zoshoku 1982/06/25, Vol.30(1), pp.52-56
Hauptverfasser: 森脇, 晋平, 松山, 康明
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:イタヤガイ天然採苗試験において, 1980年10月から1981年4月まで, 採苗器の設置・回収をくりかえす調査を実施し, 付着個体数及びその殻長組成から浮遊幼生の出現状況, 付着過程, 採苗器の設置適期について検討した。 すなわち, 付着稚貝は12月から6月と長期に亘ってみられることから浮遊幼生は長期間出現していると推定されるが, その盛期は1月下旬から2月下旬と推察された。これらは付着盛期に集中的に付着したものであり, 採苗器は, その直前, もしくはそれより1か月程度前に設置することが効率良い採苗をする上で望ましいと考えられた。
ISSN:0371-4217
2185-0194
DOI:10.11233/aquaculturesci1953.30.52