茶園土壌中のにおける鶏ふんの分解に伴う無機態窒素とアミノ酸の生成

土壌中における天日乾燥鶏ふんと火力乾燥鶏ふんの分解に伴うアンモニア化成率と硝酸化成率を調べるとともに,土壌中での遊離アミノ酸の消長について調べた。 天日乾燥および火力乾燥鶏ふんのアンモニア化成率は,7日目においてそれぞれ51.3%,39.2%であった。 これらのアンモニア化成率は,7日以上インキュベーションしても増加しなかった。また,硝酸化成率はきわめて低かった。 天日乾燥および火力乾燥鶏ふん中の全遊離アミノ酸含量は,それぞれ40ppm,491.2ppmであった。土壌中での分解7日目には,天日および火力乾燥鶏ふんの全遊離アミノ酸はそれぞれ221.8PPm,217.7ppmであった。これらのうち...

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Veröffentlicht in:Chagyō kenkyū hōkoku 1981/12/01, Vol.1981(54), pp.36-39
Hauptverfasser: 池ケ谷, 賢次郎, 渡部, 育夫, 平峯, 重郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:土壌中における天日乾燥鶏ふんと火力乾燥鶏ふんの分解に伴うアンモニア化成率と硝酸化成率を調べるとともに,土壌中での遊離アミノ酸の消長について調べた。 天日乾燥および火力乾燥鶏ふんのアンモニア化成率は,7日目においてそれぞれ51.3%,39.2%であった。 これらのアンモニア化成率は,7日以上インキュベーションしても増加しなかった。また,硝酸化成率はきわめて低かった。 天日乾燥および火力乾燥鶏ふん中の全遊離アミノ酸含量は,それぞれ40ppm,491.2ppmであった。土壌中での分解7日目には,天日および火力乾燥鶏ふんの全遊離アミノ酸はそれぞれ221.8PPm,217.7ppmであった。これらのうち主要アミノ酸は,グルタミン酸とセリンであった。 おわりに,アミノ酸分析をして戴いた製茶部化学研究室の皆様に深く感謝します。
ISSN:0366-6190
1883-941X
DOI:10.5979/cha.1981.54_36