ランドレースにおける椎骨数の変異と遺伝
ランドレースの椎骨数の遺伝率について117頭の父と425頭の母, その産子3,819頭のデータを用いて分析を行ったところ, 次のような結果を得た。 1. 胸椎数は14型から17型の範囲にあり, 16型の出現率が最も高く, 15型は16型の約半分の出現率であった。 17型と14型の出現率は少なかった。 2. 腰椎数は, 5型から7型の範囲にあり, 6型が最も多く, 続いて7型, 5型の順であった。 3. 胸椎と腰椎を合せた椎骨数は, 20型から23型の範囲にあった。21型及び22型で全体の約95%を占めており, 最も多い出現率であった。 4. 同数の椎骨数を持った両親の交配でも, その産子の椎骨...
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Veröffentlicht in: | Japanese Journal of Swine Husbandry Research 1980/12/31, Vol.17(3), pp.166-172 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | ランドレースの椎骨数の遺伝率について117頭の父と425頭の母, その産子3,819頭のデータを用いて分析を行ったところ, 次のような結果を得た。 1. 胸椎数は14型から17型の範囲にあり, 16型の出現率が最も高く, 15型は16型の約半分の出現率であった。 17型と14型の出現率は少なかった。 2. 腰椎数は, 5型から7型の範囲にあり, 6型が最も多く, 続いて7型, 5型の順であった。 3. 胸椎と腰椎を合せた椎骨数は, 20型から23型の範囲にあった。21型及び22型で全体の約95%を占めており, 最も多い出現率であった。 4. 同数の椎骨数を持った両親の交配でも, その産子の椎骨数には変異が認められた。椎骨数が多い交配は, 椎骨数の少ない交配より, その産子の平均椎骨数が多かった。椎骨数の出現率は, 世代的変化は認められなかった。 5. 椎骨数の遺伝率は, 表6, 7, 8に示すとおでである。腰椎に関する遺伝率以外, 一般に高い遺伝率で, 椎骨数を増加するには個体選抜が有効であることを示唆している。 |
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ISSN: | 0388-8460 2186-2567 |
DOI: | 10.14899/youton1964.17.166 |