生鮮エダマメのフィルム包装と品質
PE/PPフィルム包装による生鮮エダマメの品質保持効果について検討したところ, 次のような結果を得た. 1. 開孔率0.32%のフィルムで包装することが最も良く品質保持された. これは蒸散抑制効果とCA効果によるものと考えられた. この包装方法によれば, 商品価値の点から, 30°C貯蔵で最大6日, 5°C貯蔵で最大14日の貯蔵が可能であった. この開孔率以下ではアルコール発酵の促進効果が認められた. 2. 収穫直後の糖度の約30%が消失する日数は, 30°C貯蔵で1日, 5°C貯蔵では7日であった. 3. 耐水段ボール貯蔵ではネット小口包装でも品質保持効果は大きい. これは, 耐水段ボールに...
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Veröffentlicht in: | Engei Gakkai zasshi 1981, Vol.50(1), pp.100-107 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | PE/PPフィルム包装による生鮮エダマメの品質保持効果について検討したところ, 次のような結果を得た. 1. 開孔率0.32%のフィルムで包装することが最も良く品質保持された. これは蒸散抑制効果とCA効果によるものと考えられた. この包装方法によれば, 商品価値の点から, 30°C貯蔵で最大6日, 5°C貯蔵で最大14日の貯蔵が可能であった. この開孔率以下ではアルコール発酵の促進効果が認められた. 2. 収穫直後の糖度の約30%が消失する日数は, 30°C貯蔵で1日, 5°C貯蔵では7日であった. 3. 耐水段ボール貯蔵ではネット小口包装でも品質保持効果は大きい. これは, 耐水段ボールによる蒸発抑制効果とCA効果によるものと思われた. 4. さや表面色と豆のビタミンC含量には相関関係が認められ, 貯蔵中の退色は品質劣化の指標になると思われた. |
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ISSN: | 0013-7626 1880-358X |
DOI: | 10.2503/jjshs.50.100 |