皮膚光沢遅蚕の性状と遺伝

新たにみいだされた皮膚光沢遅蚕は,2眠期および3眠期で皮膚が光沢を示すとともに,虫体が紡錘形を呈し,全齢で約4日間分雑した正常蚕より発育が遅い。その発現は優性の遺伝子に支配され,ホモ型は胚子反転期あるいはその直後に致死する。連関検索の結果,狭胸(nb)遺伝子と連関し,第19連関群に所在することが判明したが,さらに皮膚光沢性(Gl)遺伝子と対立関係にあり,この遺伝子記号をGlRと命名した。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nihon Ōyō Dōbutsu Konchū Gakkai shi 1979/05/25, Vol.23(2), pp.100-104
Hauptverfasser: 蒲生, 卓磨, 藤森, 胡友, 山本, 俊雄, 上田, 朋子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:新たにみいだされた皮膚光沢遅蚕は,2眠期および3眠期で皮膚が光沢を示すとともに,虫体が紡錘形を呈し,全齢で約4日間分雑した正常蚕より発育が遅い。その発現は優性の遺伝子に支配され,ホモ型は胚子反転期あるいはその直後に致死する。連関検索の結果,狭胸(nb)遺伝子と連関し,第19連関群に所在することが判明したが,さらに皮膚光沢性(Gl)遺伝子と対立関係にあり,この遺伝子記号をGlRと命名した。
ISSN:0021-4914
1347-6068
DOI:10.1303/jjaez.23.100