牛肺虫の舎内同居感染について

本試験は夏期と冬期の試験に大別される.各試験は牛肺虫感染牛1頭と健康な同居牛2頭を, それぞれ2回ずつ1ヵ月間同居させ, 試験期間を通じて厩肥の搬出はまったく行なわなかった. 夏期の試験では感染牛から2回それぞれ2頭の同居牛に中程度から軽度感染が成立した.冬期の試験では感染牛から1回2頭の同居牛に軽度感染が成立したものの, もう1回は感染牛から同屠牛への感染成立はみられなかった.感染が成立しなかった冬期の1回は, 感染牛の子虫排泄数が非常に少なかった. 本文の要旨は第78回日本獣医学会で発表した.終わりにご校閲をいただいた農林省家畜衛生試験場上野計氏ならびに本試験にご協力いただいた当場衛生科の...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 1976/11/20, Vol.29(11), pp.616-619
Hauptverfasser: 伊東, 季春, 谷口, 隆一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本試験は夏期と冬期の試験に大別される.各試験は牛肺虫感染牛1頭と健康な同居牛2頭を, それぞれ2回ずつ1ヵ月間同居させ, 試験期間を通じて厩肥の搬出はまったく行なわなかった. 夏期の試験では感染牛から2回それぞれ2頭の同居牛に中程度から軽度感染が成立した.冬期の試験では感染牛から1回2頭の同居牛に軽度感染が成立したものの, もう1回は感染牛から同屠牛への感染成立はみられなかった.感染が成立しなかった冬期の1回は, 感染牛の子虫排泄数が非常に少なかった. 本文の要旨は第78回日本獣医学会で発表した.終わりにご校閲をいただいた農林省家畜衛生試験場上野計氏ならびに本試験にご協力いただいた当場衛生科の職員各位に深謝する.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.29.616