家蚕軟化病ウイルスの免疫化学的性状について: I. 中和試験

沈降恒数を異にする2種の軟化病ウイルス (FVS I, FVS II) を抗原とした家兎免疫抗血清を作成し, 中和試験を行なったところ中和効果が認められた。また交差中和試験を行なったところ交差中和効果が認められ, さらに一次元の二重拡散法で寒天ゲル内交差沈降反応が認められた。したがってFVS IとFVS IIとは, その抗原性において共通な部位の存在が示唆され, 血清学的にみた場合にはたがいにきわめて近縁なものと思われた。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nihon sanshigaku zasshi 1975/04/28, Vol.44(2), pp.151-153
Hauptverfasser: 栗栖, 弌彦, 松本, 継男, 姫野, 道夫, 冨岡, 慶信
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:沈降恒数を異にする2種の軟化病ウイルス (FVS I, FVS II) を抗原とした家兎免疫抗血清を作成し, 中和試験を行なったところ中和効果が認められた。また交差中和試験を行なったところ交差中和効果が認められ, さらに一次元の二重拡散法で寒天ゲル内交差沈降反応が認められた。したがってFVS IとFVS IIとは, その抗原性において共通な部位の存在が示唆され, 血清学的にみた場合にはたがいにきわめて近縁なものと思われた。
ISSN:0037-2455
1884-796X
DOI:10.11416/kontyushigen1930.44.151