Tetramisoleの牛肺虫に対する駆虫効果

tetramisoleの牛肺虫に対する駆虫効果を知るために牛肺虫人工感染牛42頭と自然感染牛63頭を用いて駆虫試験を行なった. tetramisoleはdl型とl型を用いdl-tetramisoleは12.5および15mg/kgを経口投与し, ltetramisoleは7.5mg/kgを筋肉注射と経口投与を行なった. その成績を要約すると以下のとおりである. 1. tetramisole投与は14日虫齢以後の牛肺虫に対して90%以上の寄生虫体減少率を示しきわめて高い駆虫効果が認められた. なお7日齢以前の未成熱虫に対しても, ある程度の成熟阻止作用を有することが推測された. 2. dl-tet...

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Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 1974/11/20, Vol.27(11), pp.537-542
Hauptverfasser: 伊東, 季春, 米道, 裕弥, 籠田, 勝基
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:tetramisoleの牛肺虫に対する駆虫効果を知るために牛肺虫人工感染牛42頭と自然感染牛63頭を用いて駆虫試験を行なった. tetramisoleはdl型とl型を用いdl-tetramisoleは12.5および15mg/kgを経口投与し, ltetramisoleは7.5mg/kgを筋肉注射と経口投与を行なった. その成績を要約すると以下のとおりである. 1. tetramisole投与は14日虫齢以後の牛肺虫に対して90%以上の寄生虫体減少率を示しきわめて高い駆虫効果が認められた. なお7日齢以前の未成熱虫に対しても, ある程度の成熟阻止作用を有することが推測された. 2. dl-tetramisole 12.5mg/kg投与の効果はl-tetramisole 7.5mg/kg投与の効果とほぼ同等であり, 経口投与と筋肉注射による差は認められなかった. 3. tetramisole投与の牛への副作用はほとんど認められず, 良好な体重増加と肺炎症状の軽減が認められた.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.27.537