破壊伝播特性の不確実さ影響を考慮した確率論的津波ハザード評価手法

確率論的津波ハザード評価手法では, 津波の予測に係る多様な不確実さ要因を取り扱う必要がある.津波波源における破壊伝播特性もその一つである.津波水位評価における破壊伝播特性に係る不確実さの影響を把握するため, 同心円状の破壊伝播様式を仮定し, 破壊開始点及び破壊伝播速度を変化させた多数の津波波源モデルを用いて津波水位を算出し, その影響を定量的に分析した.また, その分析結果に基づいて, 破壊伝播特性の不確実さの影響を確率論的津波ハザード評価手法に取入れるための簡易的な手法を構築した....

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Veröffentlicht in:Nihon Jishin Kougakkai rombunshuu 2017, Vol.17(2), pp.2_108-2_127
Hauptverfasser: 杉野, 英治, 岩渕, 洋子, 阿部, 雄太
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:確率論的津波ハザード評価手法では, 津波の予測に係る多様な不確実さ要因を取り扱う必要がある.津波波源における破壊伝播特性もその一つである.津波水位評価における破壊伝播特性に係る不確実さの影響を把握するため, 同心円状の破壊伝播様式を仮定し, 破壊開始点及び破壊伝播速度を変化させた多数の津波波源モデルを用いて津波水位を算出し, その影響を定量的に分析した.また, その分析結果に基づいて, 破壊伝播特性の不確実さの影響を確率論的津波ハザード評価手法に取入れるための簡易的な手法を構築した.
ISSN:1884-6246
DOI:10.5610/jaee.17.2_108